2020/04/15

ターゲット媒体の決め方 – 女性誌攻略のススメ!vol.4

広報PRノウハウ

お世話になっております。

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の佐藤です。

これまで3回にわたって女性誌攻略方法をご紹介してきましたが、最近「どの雑誌にアプローチすればいいのかわからない」というご質問をいただくことが何度かあったので、今回は【ターゲット媒体の決め方】についてご紹介したいと思います。

コミュニケーションターゲットからしぼり込む!

「女性誌にアプローチしたいけど、たくさんありすぎて、一体どの雑誌から目を通せばいいですか?」と質問されることがよくあります。

日本には多くの雑誌があり、女性誌と言われるファッション誌・美容誌だけでも約50誌以上あります。そのすべての雑誌を買って、全ページに目を通して媒体を分析するのはとても時間がかかりますし、おそらく途中で気持ちが折れると思います。

ターゲット媒体を決めるときに一番重要なのは、自分たちの商品(サービス)のターゲットに合う媒体を選ぶことなのです。

そのためにまずすべきことは、「自社商品のターゲット(=コミュニケーションターゲット)を把握すること」。

私の経験上、ターゲット媒体がうまく選定できていない人は、このコミュニケーションターゲットがきちんと把握できていない方が多いです。性別や年代だけでなく、パッケージデザインや価格、販路などから、どんな人に向けた商品なのかを一旦細かく把握するために書き出してみてください。

「出版社×年齢」からしぼり込む!

コミュニケーションターゲットを把握したら、そのコミュニケーションターゲットにあった女性誌はどれなのかを考えます。

コミュニケーションターゲットにあった媒体とは、その媒体がターゲットとしている読者層にあっているかどうか、ということです。

雑誌、特に女性誌は、ターゲットとする読者層がとても明確に細かく決まっています。

  • 年齢層
  • 既婚未婚
  • 子供がいるのかいないのか、いるなら何歳くらいの子供なのか
  • 洋服はカジュアルなのかコンサバなのか
  • かわいい系かかっこいい系か
  • ハイブランド好きなのかプチプラ好きなのか
  • メインは美容かファッションかライフスタイルか

など、その雑誌の媒体概要を見れば、明確に書いてあります。

※ざっくりとしたカテゴライズは、こちらのサイトを参考にしてみてください。

参考:マガジンデータ ファッション雑誌ガイド
https://www.magazine-data.com/

表紙に登場するタレントやモデルはその雑誌イメージを表す人なので、そこからもターゲット読者を推察することができます。

女性誌は、「うちの雑誌っぽい」というイメージを本当に大事にしています。

それは誌面に登場するモデル、文字の色、大きさ、記事の書き方、写真の撮り方にも現れていますし、もちろん誌面で紹介する商品やサービスは、「 ”ぽい” かどうか」がとても重要です。

まずは一社(これはどこでもいいです)出版社を決めて、その中でコミュニケーションターゲットと合った読者層をもつ女性誌はどれなのか、を洗い出しましょう。
そうすると同じ30代女性向けの媒体だとしても、各誌の ”ぽい” という特長がわかってくると思います。

例えば、集英社から発売されている『BAILA』。

ターゲットはアラサーと言っていますが、もう少し細かく見ると27歳~34歳です。

また、媒体概要には「オフィスでも華のあるスタイルをしたい、女子会では思いきりおしゃれを楽しみたい、そんな高感度読者にアラウンド30歳からのファッションを提案」と書いてあります。

一方、同じ集英社から発売されている『LEE』。

同じく30代がターゲットの女性誌ですが、細かく見ると、30歳~41歳と30代の後半までターゲット層に入っています。

またBAILAと違う点としては、既婚・ママ・主婦もターゲットになっているという点。

媒体概要には「ファッション・ビューティ・インテリア・料理のほか、ヘルス・マネーなど暮らしを楽しむ女性の関心にオールジャンルで応えます。」と書いてあります。

これを見てもわかるように、同じ出版社から発売されている、同じく30代をターゲットにした女性誌でも、明確にターゲットが違うのです。

ベンチマーク媒体からしぼり込む!

コミュニケーションターゲットに合った読者をターゲットとした媒体がわかったら、その媒体自体がベンチマークとしている他の出版社の媒体はどれなのかを調べましょう。

ターゲットとなる媒体がベンチマークをしている雑誌であれば、当然コミュニケーションターゲットも一致します。

例えば、『BAILA』の場合、他の出版社で同じ読者層をターゲットとしている媒体はどれにあたるでしょうか?

幻冬舎なら『GINGER』
光文社なら『CLASSY』
小学館なら『Oggi』
などが挙げられます。

まとめ

よく「でもうちの商品は、年齢とか関係なく、すべての女性に使ってもらいたい商品なので・・」とおっしゃる広報の方がいます。それならそれで問題はないです。無理にターゲット年代をしぼったりする必要はありません。

ただ、多くの女性誌に一気にアプローチをしていくのは時間も労力もかなりかかります。

限られたリソースの中で戦略的に広報を進めていくなら、アプローチすべき媒体の優先順位をつけることも大切です。

また、こちら側がいくら「この媒体に掲載されたい!」と思っても、読者ターゲットに合わなければ掲載されることはありません。無駄なアプローチになってしまいます。

私がPRを初めて間もない頃、担当していた30代女性向けのプチプラでかなり派手なパッケージのヘアケアを持って、あるコンサバ系読者向けの女性誌へキャラバンに行った際、「いい商品だということはわかったけど、ビジュアルがうちの雑誌っぽくないから掲載できない」と、ハッキリ編集長に言われたことがあります。

女性誌攻略で一番鍵となるのはこの「ターゲット媒体の選定」です。

ぜひ参考にしてみてください。

 
▶ [女性誌攻略のススメ! ]シリーズ一覧はこちら

 

 

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スタートアップのためのPR会社・株式会社ベンチャー広報 代表取締役の野澤直人が、雑誌編集者→ベンチャー企業の広報PR担当者→PR会社社長、という異色の経歴から培った、令和時代を生き抜くための広報戦略と野澤独自のゲリラ的広報PRノウハウをお届けするメールマガジンです。
 

株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人
大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間、プレスリリースに頼らない画期的な手法で、400社を超える企業の広報活動を支援。

講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。2019年より広報初心者のためのオンラインサロン「ゼロイチ広報」を主宰。

 

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PR会社・ベンチャー広報が、
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私は上場企業や大企業での広報PR担当の経験はありません。

今まで、サラリーマン時代も含め約20年以上、広報PRの業界にいますが、ずっと、中小中堅企業、ベンチャー企業、スタートアップの広報のお手伝いばかりしてきました。

なぜ、中小ベンチャー企業の広報PRにこだわるのか、その理由は、私の原体験にあります。約20年前、某ベンチャー企業の広報担当者として、PRマンのキャリアがスタートしました。

広報に関して全くのド素人だったものですから、プロに手伝ってもらった方が早いと思い、複数のPR会社さんに声をかけて、見積をとりました。

すると、出て来た見積金額は、安くても月額60万円、高い会社は、なんと月額100万円!
しかも、最低1年契約が条件でした。年間にすると、約1000万円の費用がかかる計算です。

当時、私がいたのは年商2億円程度のベンチャー企業でしたから、PR会社にそんな大金を払えるはずもありません。しかも、それらのPR会社さんが提供してくれるサービス内容といえば、「まずは半年から1年くらいかけて、じっくりブランド戦略を練りましょう。」というお話でした。こちらは、明日からすぐに、新聞やテレビからバンバン取材される方法を知りたいのに、全く話が噛み合いませんでした。

その数年後、私はある中堅のPR会社に転職します。入社してすぐに、知り合いのベンチャー企業の社長から「うちの会社のPRを手伝って欲しい」と声をかけて頂きました。あまり予算がないが月額20万円×3ヵ月契約ならなんとか、ということで、ほぼ発注して頂くことが決まり、社に戻って上司に報告したところ、「月額20万円しか出せない会社は、客じゃない。今すぐ断ってこい。」と言われたのです。

その時、私はわかりました。

名の知れた一般のPR会社は、月額80~100万円の料金を支払える大企業だけを相手に商売をし、中小ベンチャー企業なんて、最初から相手にしない、という現実...

私はこうも思いました。

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  • 「今のPR会社に満足していない」
  • 「PR会社に広報PR業務のコンサルティングをお願いすること検討中」
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ダイヤモンド編集部・編集長 山口圭介 氏
大学卒業後、2004年に産経新聞社に入社。社会部に配属。その後、東北総局(東北6総支局)の事件キャップを担当し数多くの殺人事件を取材。その多くに貧困問題が絡んでいることを目の当たりにする。

08年に週刊ダイヤモンド記者となり、商社、銀行業界を担当。12年より金融・政治担当の副編輯長、17年よりIT・電機・政治を担当。主な担当特集に「経済ニュースを疑え」「三菱最強伝説」「孫正義が知らないソフトバンク」など。18年よりダイヤモンド・オンラインとの兼任副編集長。19年4月より現職。

現在、データ分析担当記者、動画ディレクター、データサイエンティストなど、新たなデジタル担当を配置し改革を進めている。

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