広報とマーケティング、それぞれを意識した活動が大切(その2)

広報とマーケティング、それぞれを意識した活動が大切(その2)

スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報です。

広報とマーケティング、それぞれを意識した活動が大切(その1)」に続き、広報部門とマーケティング部門の双方が、お互いを意識することの重要性を訴えたいと思います。今回は「広報とマーケティングが、部門連携するためにしておきたいこと」についてお話します。

それでは早速いってみましょう!

1)広報サイドで発信する情報を共有する

広報もマーケティングも、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)運用も、全てを担う広報担当者もいらっしゃるかと思います。その場合、情報発信のタイミングで色々なツールを発動して、お知らせを一気にドーン!と出せるため、大変ではありますが理想的な環境といえます。

なぜ、広報サイドで発信する情報を共有するのか。広報部門が情報発信する際、メディア掲載を通じて、ターゲット層に情報を届けるという導線をイメージするため、一次視点として「メディア」を意識することが多いでしょう。そうなると、「本当に届けたいターゲットに届けられていない」ということが起こります。

特にスタートアップ、ベンチャー企業は、比較的短期間で、方向性やターゲットの変更が発生しがちなので、広報とマーケティングが情報の連携をすることにより、ターゲットを細やかに追いかけることができます。

広報はメディアを通してターゲットを追いかける、マーケティングでは既存顧客や見込み顧客、SNSを通じてダイレクトにターゲットを追いかける。これが同時進行で行えれば、情報発信の効果もグンと上がります。

そして、広報サイドで情報共有することで、マーケティング部門に「広報が情報発信を必要とするポイント」を知ってもらうことができます。

2)SNSの運用ルールを共有する

広報部門が担当するアカウントと、マーケティング部門が担当するアカウントが、それぞれ独立して運用している企業もあるかと思います。企業理念やブランディングを意識すると、「このワーディングはNG」「この定義付けはマスト」と、基礎情報の共有を徹底した上で、SNSを利用した発信ルールの連携はマストです。

広報アカウントとマーケティングアカウント、それぞれ違った属性のユーザーにフォローされているかと思います。情報の受け取り先は多い方が良いので、広報アカウントで発信する情報、マーケティング側で発信する情報はそれぞれ共有し、同時に発信するのがおすすめです。

それぞれのアカウントで、どんなユーザーがリアクションしたか、SNSで情報発信をして、こんなメディアの人から反応があったなどを共有することで、自社の動向について興味関心を寄せている層を、広報とマーケティングそれぞれで保有することができます。

3)それぞれが持っている「ネタ」を共有する

広報部門は、常に情報発信のためのネタを探しています。特に「データ」「傾向」「数字の変化」は、メディアに情報提供するための企画作りに大変役立ちます。

マーケティングは、日々の業務でデータを取り扱うことも多く、まさに広報がほしい素材をたくさん持っている部門です。広報側で企画にしたいことと、マーケティング部門が持つ「変化の証」を組み合わせると、良い企画提案資料が完成します。

広報だけの視点、マーケティングだけの視点に止まっていると、外部から見たときに感じる「これはすごいこと」「これは面白いこと」「これはこの企業独自のもの」という自社の意外性に気付かないままでいることも…。

これは機会損失につながるので避けたいところですよね。双方の情報共有とともに、「こんなことしたい」「こうしたら形にできるのに」という希望をお互いにぶつけ合うのが大切です。

今回、2回に分けて広報部門とマーケティング部門の連携についてお話しいたしました。すぐに広報とマーケティングをガチっと組み合わせるのは難しいですが、まずは相互理解を深めていき、タッグを組んで成果の最大化を目指していきましょう!

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