幸せについて考えた先にあったのは、人を幸せにする経営の始まりだった
CEOブログ

幸せについて考えた先にあったのは、人を幸せにする経営の始まりだった

株式会社ベンチャー広報で代表をしている野澤です。スタートアップ企業を支援するPR会社を運営しています。今回のテーマは「幸せ」について。

人によって考えることは様々かと思いますが、私なりに個人として、また経営者として思うことを書いていきます。幸せは「人生そのもの」とも繋がっていると思っています。少しでも読者のみなさんが、自分なりの幸せや仕事を考えるきっかけになれば幸いです。

”幸せ”とは何か

私が考える「幸せ」とは、「誰かに感謝されること」です。

「何か(報酬やポジション・モノ)を得る」ことで幸せを感じる人もいます。全てを否定するわけではありませんが、それで得られる幸せには限界があると思っています。

自分だけが「得る」ではなく、自分が誰かに「与える」ことができたとき、それを喜んでもらえた時に幸せや生きがいを感じます。TAKEではなくGIVE。

とある書籍でも、「自ら周囲の人たちに幸せな影響を与え、元気を与えれば、属する集団をより幸せな状態にすることに貢献できる」と書かれていました。

「与える」と「与えられる」は根本的に生き方が違うと思っています。私は「与えた方が絶対的に幸せである」という考えです。

例えば、電車に乗って席を譲る。そんな小さなことでも「GIVE」による幸せを感じることができます。自分だけが得をしたり満ち足りていても、周りの人が幸せでなければ、私にとって「幸せ」であるとは心の底からは感じられません。

ただし、これはごく身近な話で、社会的にインパクトがあるものではありません。次に社会を幸せにするために、経営者としてできることで、「幸せ」を考えてみようと思います。

経営者として社員もクライアントも幸せであってほしい

前提として私の根底には、「多くの人に幸せになってほしい」という想いがあります。多くの人を幸せにできたら、こんな幸せなことはない。それが、私の経営者としてのやりがいです。

極論かもしれませんが、ビジネスは1人でやる方がそれなりに儲かります。でもそれはつまらないと思っていますし、自分1人の力で生み出せる「幸せ」には限界があると思っています。

より多くの人に幸せを届けようとするなら、仲間が必要です。だから私は起業という形で、ベンチャー広報を作ったのかもしれません。会社をつくり、社員を雇う。その社員たちと切磋琢磨し、お客様からの「感謝」の対価として売上・利益が生まれる。

社員の働き方や、クライアントへの提供サービスも、会社・社員・クライアント誰にとっても「三方よし」であるように、工夫を続けてきました。

優秀なスタッフが公私ともに生き生きと働き、良いサービスをクライアントに提供する。クライアントに喜んでいただき、パートナーとして選び続けていただくことで、会社に利益があがる。

この循環を通して、社会にも社員にも還元できることを増やしていきたい。そう思い、経営に向き合っています。そして、この循環に終わりはないと感じています。

多くの人の幸せを願い、”与える人”でありたい

この考えはこれからも大切にしたいですし、“幸せを生み出せる経営者”でありたいと思っています。経営者という生き方を選んだのも、これが理由の1つかもしれません。

人に与え、感謝される生き方は本当に素晴らしく、尊いもの。そう考える人が増えれば、もっと世の中はよくなると思います。こんな言葉もあります。

幸せは人と人の関わりの中で生まれる現象である。

現代は「与えあう」のではなく、「奪いあう」ことが多い世の中です。そんな世の中だからこそ、「誰かのために、与える人になり、感謝が循環する」ことが必要なのではないでしょうか。その先にあなたが「あ、幸せだな」と言える人生がきっと待っています。

小さな一歩かもしれません。でも、そんな人たちが増えれば未来への大きな1歩にもなりえます。社会のため、日本のために”幸せな人生”を歩める人で溢れた世界をつくりたい。

アメリカの第35代の大統領のジョン・F・ケネディは、1961年に行なわれた大統領就任スピーチの中でこう言っています。

「国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるかを考えよう。」(原文:ask not what your country can do for you – ask what you can do for your country.)

国を「社会」や「家族」「自分の周りの人々」と置き換えて考えてみてください。

あなたにとって”幸せ”とは何ですか?人の数だけ、星の数以上に多様な幸せがあります。あなた”らしい”幸せの考え方を見つけていきましょう。

それがきっと人生を彩る物語のスタートにつながっています。人生は有限です。限られた時間における”幸せ”はあなた自身で作り出すことができます。幸せな人生、そして彩りある物語を今日から始めましょう。

今日はこの辺りで終わりにしようと思います。また次回のブログで。

サービス資料のダウンロード

私たちが提供するサービスの紹介資料です。

記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

記事の執筆者
PRで経営を加速させる方法とは?広報PR5つのステップ
PRで経営を加速させる方法とは?広報PR5つのステップ
のほかの記事を読む