スタートアップの広報さんが取り残されない世界を創りたい
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スタートアップの広報さんが取り残されない世界を創りたい

株式会社ベンチャー広報で代表をしている野澤です。スタートアップ企業を支援するPR会社を運営しています。今回のテーマは「スタートアップの広報さんが取り残されない世界」について。スタートアップにおいて広報PRは成長エンジンになります。

それをリードする広報担当者の可能性に蓋をせず、スポットライトが当たる世界が日本には必要です。そんな想いで立ち上げたのが「ゼロイチ広報サロン」このサロンを通して、私が創りたい世界について書いていきます。

スタートアップの広報さんが取り残されない世界を

ベンチャー広報はこれまで、リテナーサービス(月額45万円)をスタートアップ向けに提供してきました。その中で、顧客獲得のためのマーケティング施策として、セミナーをよく実施していました。

ただ、セミナー経由での受注率は10%程度。割いている工数に見合った効果かというと、やや疑問でした。(知見をアウトプットすることは当社側にもナレッジが研ぎ澄まされるという価値があるので、あくまで営業目線では、ですが。)

そこで目をつけたのが、残りの90%の顧客です。受注できている10%だけを見るのではなく、失注した90%にこそ可能性はある。そんな気持ちで、90%の顧客の失注理由を調べてみることにしました。

その結果。失注した90%の理由の大半が「月額45万円なんて、払えない」でした。スタートアップにおける広報に悩まれて、ウェビナーに参加頂いたにも関わらず、お金の面でサービスを受けることができない。この事実にもどかしい気持ちがありました。

「何かできないのか?」
「スタートアップ専門のPR会社である弊社が、この90%の方々に価値提供しなくていいのか?」

自問自答を繰り返しました。

悩んだ末に目をつけたのが、「オンラインサロン」です。2019年頃はちょうど、オンラインサロンが主流になってきているころでした。

その波にのる形で広報担当者向けのオンラインサロン、「ゼロイチ広報」というサロンを立ち上げました。
https://www.v-pr.net/service/zeroichi/

広報PRについてゼロから学びたいという方を対象に、スキルアップやメディア人脈の形成、広報担当者同士の仲間づくりなどができる。様々な活動やサービスを月額1万円で提供しているサロンです。

正直、ビジネスとしては、このサロンはあまり儲かりません。失注理由を分析した割には、そういう結果になっています。

それでも、スタートアップの広報で困っている人を1人でも助けたい!誰も取り残されない世界を創りたい。 そんな想いで運営しています。

おかげさまで、今では100名規模のサロンになりました。 スタートアップの広報さんを取り残さない。この想いが形になり、やってよかったなと思っています。

これからも続けていきますので、ご興味ある方はぜひご一緒しましょう。

スタートアップの広報は企業価値さえも上げうる

スタートアップにおける広報について、少し別の観点からお話します。スタートアップにおける広報は「企業価値さえも上げうる武器」になると思っています。知名度がないスタートアップが、世の中に認知される上で広報は必要不可欠。

「広報」とは広く知らせることです。そこには、「スタートアップで働く広報担当者」のスキル向上、底上げが非常に重要になります。企業価値を上げる「広報」という手法の最前線にいるスタートアップで生きるPRパーソンたち。

そんな人材を世の中にもっと生み出し、スタートアップの広報が企業価値に繋がる。こんな面白い仕事は他にはないと思います。

今や、資金調達をするVC(ベンチャーキャピタル)も「企業のブランド価値」に注目する時代です。時価総額が高い、つまりバリュエーションがついている企業だけが勝ち残る時代ではないです。

未上場スタートアップも広報人の力で「マスコミへの露出」や、「ブランド価値の向上」を上げることができるし、それがスタートアップの成長エンジンにもなります。

何度もお伝えします。

スタートアップの企業価値向上において、「スタートアップの広報担当者」はセンターピンであり、”スタートアップの成長エンジン”となる存在です。

「スタートアップで生きる広報さん」が取り残されない。これからも、そんな世界を創っていきます。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

記事の執筆者
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