”自由だけ”だと組織は幸せにならない
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”自由だけ”だと組織は幸せにならない

スタートアップのためのPR会社・ベンチャー広報の野澤です。

今回のテーマは「自由さと組織づくり」です。人は本来、自由でありたいと望む生き物だと思います。では、その自由を軸に組織を作ることはどうなのか?

ここについて、私なりの考えを書いていきます。

広報PRの専門家集団をチームにするには、まず何よりも”自由”が必要だった

広報PRで成果を出す人たちは専門家気質が強く、個人でも生きていくことができる人たちです。いわゆるプロフェッショナルな人種です。わたしもそうした気質を持つ一人だと思っています。なので、専門家気質な人間が求めるものは、よくわかります。

専門家が求めるもの、それは「自由」です。だからこそ、僕がベンチャー広報という組織をつくる上でまず何よりも大事にしたことは、「自由な環境をつくる」ということです。

ベンチャー広報は広報PRの専門家集団。働くメンバーはそれぞれプロフェッショナリズムがすごい人たちばかりです。自分のスキルに自信を持っているので、こういう人たちは自由に、自分の裁量で働く方がパフォーマンスが高くなると思っています。

僕は、そんな人たちがプロフェッショナルとして思いっきり幸せに働ける組織をつくっていきたいです。でも、もともとプロフェッショナル思考が強い人たちを集めて「チーム」をつくることはすごく難しかったです。

起業し、人を採用しはじめた頃は組織づくりにとても苦労しました。とにかく「自由」に働けること、それだけを考えて組織づくりに励んでいましたが、「自由」だけでは、組織は成り立たなかったんです。

当時の僕は、そんな当たり前のことがわかっていなかった・・・。

“自由だけ”だと組織もメンバーも幸せにならない

“自由だけ”では、組織もメンバーも幸せにはならなかった。では、自由という要素に加え、何が必要なのか。それは「責任」でした。

自由にやるからには成果を出すということが大前提。組織にいる責任を果たさなければいけません。ベンチャー広報では、責任を果たすプロフェッショナルには、最大限の自由を。「自由に働いて結果を出すのがベスト」そんな風に考えています。

ベンチャー広報は、創業当時からフルリモート。働く時間も自由。日報の提出もありません。社内会議も少ないですし、月1回に全社員が集まるMTGをオンラインで1時間開催しているくらいです。

何時に仕事を始めて、何時に終わるかも自由。この自由な環境を提供するからこそ、徹底的に自分で考え続けることを求めます。そして、成果を求めます。結果が出なければ、それは全て自己責任だと思っていますし、それを強く要求します。

自由と責任は表裏一体であり、この思想で経営するからこそ、専門家気質な人材、“本物のプロフェッショナル”が育つのだと思っています。

そうして自身の能力を磨き上げた結果、クライアントの事業を加速させる貢献ができ、自分自身の価値も感じつつも自由を実現せんとしているスタッフがベンチャー広報のスタッフです。

人は自由にやりたいことをやりたい、そう思う生き物です。組織はそんな「個」の集合体。ただ、ビジネスの世界では自由だけを追求しても幸せになりません。

そこには「責任」が存在します。自由と責任、この両方を追求できる組織にしていきたいものですね。ベンチャー広報もまだまだ道半ばなので、僕も精進します。

では、また次回のブログで。

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記事の執筆者
野澤直人
野澤 直人
代表取締役

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ、同社の急成長に貢献する。2010年に株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。

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