2019/04/04

新元号の発表も広報活動のチャンス!
“コトおこしPR”における5つのポイント とは

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社 ベンチャー広報の三上です。

新元号も発表され、日本はお祝ムードいっぱいです。ゴールデンウイーク10連休も予定され、「国を挙げて祝う特別な春がやってくる」といった時期となりました。

前回の改元は、天皇陛下の崩御によるもので、私の記憶では“自粛ムード”が漂い様々なPRイベントも中止となりました。

今回は「このめったにない機会をビジネスチャンスに!」「改元PRを仕掛けたい」と考える企業は多いようで、私のところにも「改元関連のPRのコツはありますか?」「ユニークなPRをやっている企業を知っていますか」といった問い合わせが寄せられていました。

そこで今回は、自ら仕掛けをする=“コトおこし”のPRについてご紹介します。前回ご紹介したPRイベントにも関連します。

一般的に広報素材には

  1. ①新奇性
  2. ②意外・斬新性
  3. ③人間・ドラマ性
  4. ④特異・影響性
  5. ⑤社会・時代性

に分けられます。改元PRは⑤に入り、世相・トレンド・時流・流行・旬・記念日の分野になります。

現在、多くのメディアで改元ビジネスが報道され、今回は過熱気味のようです。

日頃皆さんの会社では、新製品や新サービスといった、広報の基本活動をされていますが、意外と自社で“コトおこし”を仕掛けそれをPR活動にさせていくチャンスかと思います。

「自社は製造業でBtoBの地味な企業だから、仕掛けるのは難しい…」

いやいやそうでもないんです。
PRパーソンとして知恵を絞れば必ずアイデアを生まれます。

では、どのような企業がどのような改元ビジネスによるPR活動されているか、検証してみましょう。

製品系

  • 日本で一番早い?新元号バウムクーヘン発売
  • 新元号パッケージのポテトチップスを発売
  • 平成メモリアル、平成最後の西暦・和暦入れダイヤモンドを発売
  • 世界一早い オリジナル新元号キャンディに挑戦!約90分で世界一早い新元号入りの商品を販売
  • 平成から新元号へ変わる瞬間、新しいお祝いカップケーキが誕生・販売
  • 純金平成ビッグカレンダーを販売

ツアー系

  • 平成時代を振り返り、新時代を迎える「改元ツアー」。平成最後の日に伊勢参
    りツアー。改元初日の出ツアー

ブライダル系

  • 元号がかわる5月1日午前0時の瞬間に花嫁の父から花婿にバトンタッチするに挙式プラン、改元婚プラン

ホテル・レストラン系

  • 改元特別メニューや改元初日の出カウントダウンイベント

ユニーク系

  • 吉本芸人が新元号を機に改名

アンケート調査系

  • 「新元号」になってから結婚式を挙げたいアンケート調査
  • 平成を象徴する四熟語アンケート調査
  • 平成の間に結婚式を行った既婚男女が選んだ!「平成ウエディングソング 20選」
  • 新元号時代のイメージを表す漢字ランキング「明るい」7割超
  • 「平成生まれ・昭和生まれの生活意識調査

など、様々な改元PRによる報道がされています。

特に印象的な改元PRは

広島県の精密部品メーカーです。
新元号グッズを日本最速で発売することに挑戦を企画。

4月1日の新元号公表後、「3分で新元号入りぐい呑みを製造」精密鋳造部品などの製造販売を手がけ新元号をレーザーで彫り込んだスズ製のぐい呑みと、しょうゆなどを入れると元号の文字が浮き上がる皿の2種類を作る。

政府が公表する新元号の書体をそのまま使用し、製造した実物の商品写真を同社のEC(電子商取引)サイト上に掲載するまでにかかる時間は、わずか「3分」

私が注目したのは、地方のBtoB企業が、自社の技術力を活かし、製造部門のスタッフ陣がアイデアを出し合い企画した事です。また、まだ改元の話題が少ない時期からメディアへ情報発信されていました。この広報戦略は、多くの取材~報道獲得したことが大変参考になりました。私の知りうる範囲では、半年間に新聞2媒体、webメディア1媒体、テレビ10番組を獲得しています。

食品メーカーやブライダル・ツアーといったサービス業界など、BtoCは比較的仕掛けやすい業種ですが、このような地方の企業の技術系メーカーでも、自社の強みを熟知し、社会・時代性にマッチした“コトおこし”の発想ができれば、パブリシティ効果は絶大と言えます。

最近は特にサービス業や製造業など“人手不足”が深刻化となっています。同社はきっと一連の報道により、多くの採用予備軍の人達にも企業名を知らしめられ、またユニークなビジネスができる社風などを訴求に成功したと思います。これは採用広報(採用を目的として、業界情報、企業情報などを学生などに対して広く発信していく活動)面でも大変効果的だと考えられます。

これから、ますますこのような“コトおこし”によるPR活動が実現できます。改元決定~お祝い企画。ラグビーワールドカップ。来年は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会。2025年は大阪万博など目白押しです。

特に地方の企業で広報活動に悩まれている方はぜひ参考にして頂ければと思います。
 


私が考える“コトとおこし”を考えるうえで5つのポイントをご紹介します。

  1. 記念日を絡ませる。国内には年間通じて様々な記念日が設定しています。記念日については「一般社団法人 日本記念日協会」や「今日は何の日」で調べる事ができます。
    自社の強みを活かして改元といった旬なキーワードで絡ませてみる。これも一案かと思
    います。
  2. 大企業と組む/地元には必ず名士といわれる大きな企業があります。自社の製品・サービスと相手先企業が持つビジネスで組もPRに活かす。
  3. 異業種と組む/異業種、異素材、異分野、異文化といった「異」を組み合わせて取り組む。
  4. ペットと組む/国内では15歳未満の子供人口が1633万人で犬と猫だけで2000万頭と、
    圧倒的にペットを飼育する家庭のほうが多い時代です。ペットに関する報道や番組もこ
    こ数年増加しています。ペットと絡ませるのも有効です。
  5. 教育機関と組む/ビジネスの視点からみると、大学と組むのが効果的です。大学は、少子化に伴う学生数の縮小。また首都圏ブランド大学に学生が集中傾向にあります。大学サイドの対策としては、ブランド強化や父兄が望む就職率upに注力しています。企業側のメリットとしては、PR効果や地元学生に向けた採用広報にもなります。

皆さんの周りには必ず“コトおこし”ができる材料が埋もれているはずです。

日々の報道をウォッチ頂き、自社で取り組めるアイデアを考えて頂き、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

こぼれ話

前回、PRイベントをテーマにしたブログ投稿で紹介した「ミス江戸流しびな」で、週刊新潮の表紙にして頂いた田中正秋先生よりご連絡頂きました。先生がブログを読まれ大変感銘して頂き、なんと当時の作品(原画)を頂戴しました!PRパーソン冥利に尽きます。先生に感謝です。
 

 


 
 
 
以下、広報PRセミナーのご案内です。

マスコミを知らずに広報するな
「媒体研究・報道分析」を学ぶ広報PR講座


 
 
こんにちは。ベンチャー広報の野澤です。

私がマスコミ関係者の方と話していると、「大企業の広報担当者に比べて、スタートアップやベンチャー企業の広報担当者はレベルが低いね」という指摘を受けることがあります。
 
 
スタートアップやベンチャー企業では社内に広報PRに詳しい人材がいないため、先輩・上司からの指導や教育もなく、素人同然の広報担当者が孤軍奮闘・・・スタートアップ広報あるあるですね。とはいえ、スタートアップの広報さんは勉強熱心な方も多いですし、書籍やセミナーを通じて広報PRのノウハウについて意欲的に習得されています。しかし、なかなか大企業の広報担当者とのレベルの差はうまりません。なぜでしょうか。

それは、スタートアップ・ベンチャー企業の広報担当者には、広報活動を行う上で絶対不可欠な「ある要素」が決定的に足りないからです。その要素とは「媒体研究・報道分析」のこと。
 
 
例えば、広報担当者と私の間でこんな会話が交わされます。

広報さん「朝日新聞から取材されたいんですよ。どうしたらいいですか」
野澤  「じゃあ当然、朝日新聞は定期購読して毎日熟読してますよね?」
広報さん「いや、実はあまりちゃんと読んだことなくて・・・」
 
 
こんな広報担当者の会社を取材したいと思う朝日新聞の記者がいるでしょうか?
このように相手の媒体をろくに調べもせず、一方的に電話やメールでコンタクトする広報担当者やPR会社のなんと多いこと!
 
 
そのような行為は、広報担当者にとってもマスコミにとっても「百害あって一利なし」です。

マスコミと適切なコミュニケーションをとるには、相手はどんな媒体なのか、編集部はどんな組織なのか、キーマンは誰なのかを情報収集した上で、過去に報道された記事や放送された内容を分析し、的確なコンタクト相手と関心事を把握する必要があります。
 
 
大企業では、新卒の社員が広報部に配属されると、徹底的に媒体研究のやり方をたたき込まれます。主要の新聞や雑誌を読み、記事をファイリング。自社の記事はもちろん、業界の動きや競合他社の記事も抜き出します。毎日2時間以上を媒体研究に費やす企業も珍しくありません。大企業の広報は媒体研究・報道分析を徹底的にやっています。
 
 
一方、スタートアップやベンチャー企業でこうした地道な作業に時間を割いている広報担当者は少数派でしょう。ここが、大企業とスタートアップ・ベンチャー企業の広報レベルの違いを生んでいる一因であることは間違いありません。
「マスコミを知らずに広報するなかれ」媒体研究と報道分析こそが、本質的な広報力の源泉なのです。
 
 
とはいえ、そもそも媒体研究・報道分析をやったこともないしやり方もわからない、という方も多いと思います。

そこで今回「媒体研究・報道分析」について、フレームワークを中心に具体的な進め方や必要なツールまで体系的に学べる講座を企画しました。ぜひこの機会にご参加ください。
 
 

広報PRセミナー 2019年6月25日(火) 14:00~

<セミナー概要>
日時: 2019年6月25日(火) 14:00~15:30(受付開始 13:30)
会場: 東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRID
   (東京メトロ永田町駅4番出口より徒歩3分)
定員: 先着30名
費用: 8,000円(税込) ※ただし、↓↓↓

※セミナー当日「逆襲の広報PR術」(野澤直人・著)をお持ちいただくと(Kindle版含む)、
 参加費は5,000円となります。

※セミナー会場での書籍の販売はございませんので、事前にご購入をお願いいたします。
※参加費は、当日受付にて現金でお支払いいただきます。
※領収書の宛名は、お申し込み時にご記入いただいた名義とさせていただきます。
 
 


 
<講師>
野澤直人
株式会社ベンチャー広報 代表取締役 野澤直人

20代でビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上の取材を経験。その後、当時無名だった某ベンチャー企業で広報部門をゼロから立ち上げ、同社在籍中の8年間で朝日新聞、週刊ダイヤモンド、ワールドビジネスサテライトをはじめ毎年100~140件のマスコミ露出を通じて同社のブランディングに貢献。その実績とノウハウをもとに、業界でも珍しい、中小ベンチャー企業専門のPR会社を設立。プレスリリースに頼らない画期的な手法で、多くの企業の広報活動を支援している。
 

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