2019/05/17

女性誌攻略のススメ!vol.2:女性誌に企画力はいらない!

広報PRノウハウ

スタートアップのためのPR会社 ベンチャー広報の佐藤です。

私はベンチャー広報に入社する前、女性向けの化粧品や消費財に特化したPR会社に所属しており、女性誌へのアプローチをメインにPRをしていました。

毎月約50誌の女性誌に目を通し、報道分析を行い、徹底的に傾向を分析して培ったノウハウの一部を、ここで書きたいと思います。

前回第一弾では、新商品がある場合の攻略法を書きました。
今回は第二弾、新商品がない場合の攻略法です。

企画力はいらない!必要なのは調査力

新商品がない場合、数多くある競合他社商品の中、どうやったら取り上げられるのか?

テレビや新聞、WEBなどのアプローチには企画力が必要です。
取り上げてもらうためには、

  • 今どんなことが現象として起きているのか、
  • その現象に自社のサービス(商品)がどうマッチするのか、
  • 他に同じようなくくりで横並びで紹介できるものは、

など、自社サービス(商品)をただ紹介するだけではなく、取り上げてもらうための切り口から提案が必要になります。
つまり、いかにその時期に合った、面白い企画を提案できるか、が重要です。

女性誌には、そういったことは一切不要です。

女性誌は特集テーマや企画は編集部が決定します。
企画そのものをこちらから提案して採用されることはほぼないと思った方がいいです。

つまり、面白い企画を考え出す“企画力”よりも、必要なのは「その媒体が予定している特集テーマは何か」を調べる“調査力”なのです。

では、「その媒体が予定している特集テーマは何か」を調べるためにはどうしたらいいか?

  • 編集部に直接聞く
  • 広告部が出している情報を見る
  • バックナンバーを見て媒体研究

など、やり方は色々あります。

しかし、電話やキャラバンの時に編集者に聞いても詳しくはあまり教えてくれないことが多いです。
また、広告部が出している情報も、全媒体社が詳しく記載しているわけではなく、会員IDがないと情報が見れないものも多いです。

一番確実で有効なのが、「媒体研究」です。

女性誌攻略で最も重要なのは、とにかく、媒体研究です。
1に媒体研究、2に媒体研究、3も4も5も媒体研究です。

媒体研究 STEP1:
媒体研究をする雑誌を決める

女性誌といっても50誌近くあります。
その全てを媒体研究するのは、さすがに大変ですよね。

そこでまずはどの媒体に出ることができそうか、2〜3誌に絞りましょう。

媒体選びは「自社商品のターゲット=雑誌の読者層」となること。

各媒体の読者層はネットにも出ていますし(https://www.magazine-data.com/)、
有料ですが「月刊メディア・データ(https://www.media-res.net/service/media_data.html)」で調べるのもいいでしょう。

媒体研究 STEP2:
最新号を三分割で捉える!

女性誌は、大きな枠組みとして、<ファッション><美容><ライフ>の3つから構成されています。
自社商品がそのうちのどの枠に該当するのか、そしてその枠がその媒体で締める割合はどのくらいなのかを把握することはとても重要です。

例えば、集英社から出版されている『non・no』。
こちらは、ファッション:美容:ライフが7:2:1の割合で構成されています。

もし自社商品が美容に関連する商品だった時、全体の2割のページの中で露出を獲得しなければならないのです。

『non・no』のように美容ページの割合が少ない媒体は、毎月美容のテーマを2〜3個しか取り上げません。
つまり、『non・no』のように割合が少ない媒体は特に今後の特集テーマを把握することが必勝攻略法なのです。

媒体研究 STEP3:
過去3年分バックナンバーを読むべし!

自社商品が掲載されそうなページは毎月どのくらいの割合あるのかを把握したら、その媒体の過去3年分全てのバックナンバーに目を通してください。
(バックナンバーは購入しなくても、大きな図書館に行けば置いてあるところもあります。)

一番良いのは全てのページに目を通すことです。
ただ、やはり3年分全てのページに目を通すのは大変ですよね。

その場合、「目次」だけでもいいです。
目次に載っている特集タイトルや企画タイトルを見れば、だいたい内容が予想つきます。

媒体研究でピックアップする情報は、以下の2つです。

  1. ① 特集と企画タイトルと内容
  2. ② その特集や企画を担当している編集者名

この2つを3年分ピックアップすれば、1〜2ヶ月の誤差はあっても、「毎年この時期にはこのテーマを取り上げているな」ということが見えてくると思います。

また、同時にそのページを担当している編集者の名前を把握しておけば、後々実際にメディアアプローチをする際、「○○さんいらっしゃいますか?」と名指しで連絡することができます。

まとめ

女性誌の特集・企画で紹介されるには・・

  1. ① 「自社商品のターゲット=雑誌の読者層」になる媒体を2〜3に絞る
  2. ② 露出できるページの割合を把握すること
  3. ③ 過去3年分のバックナンバーに目を通すこと

この3つをアプローチ前にしっかりやりましょう。
ここをやるかやらないかで、結果は雲泥の差になります。

ぜひ参考にしてみてください。(了)

 


 
 
 
以下、広報PRセミナーのご案内です。

 

「超実践型・広報PRゼミ」- 2019.7.30
ワンデー集中講座(交流会あり・軽食付)


 
 
スタートアップのためのPR会社
ベンチャー広報の野澤です。

「どうしたら日経新聞の記者と会えますか?」
「ワールドビジネスサテライトから取材される方法を教えてください」

スタートアップやベンチャー企業の広報活動支援をしていて、一番多く相談をいただくのが、この「メディアリレーションズ(新聞社やテレビ局、出版社などを中心としたマスメディアと良好な関係を築く活動)」に関する悩みです。

広報に関する必要な知識やスキルを身に付けたいと思えば、ネット検索で「広告と広報の違いとは」「広報としての心構え」「プレスリリースの書き方」など初歩的な情報は無料でいくらでも手に入ります。また、広報関連の書籍を二、三冊読めば、広報の基礎的な知識はそれなりに得られるでしょう。
しかし、メディアリレーションズはそう簡単にはいきません。

記者や編集者、TVディレクターの情報はインターネット上にはほとんどありませんし、仮に面談できたとしても取材・報道につなげるのは簡単なことではありません。広報を本気でやろうと思えば思うほど、一番難しいと感じるのはメディアリレーションズの部分ではないでしょうか。

そこで今回、「超実践講座」と題して、スタートアップ・ベンチャー企業限定で「媒体研究」×「攻略法」×「成功事例」というフレームワークで、メディアリレーションズのやり方を実践的に学ぶという、今までなかった画期的な講座を開催することにしました。

講座概要とあわせて、ここに至るまでの背景や想いをお伝えします。

 

スタートアップ・ベンチャー企業にとってメディアリレーションズが超重要なワケ

最近、広報PR界隈では「ストーリーテリングを大切にせよ」とよく言われます。

起業家、家入一真さんのツイートから一気に話題になりましたね。

こちらの記事「家入一真『社員数人でも広報・PRは入れろ』ツイートに込めた思いとは」では、ストーリーテリングは、ユーザー獲得においても、採用においても、文化づくりの社内広報としてもとても大事な役割だと書かれています。

これを見て、「早速ストーリーテリングしよう!」そう考えた方もいらっしゃると思います。ただし、これはあくまでも「伝える内容」の話。広報担当者は、その「伝え方」をしっかりと考えて実行しなければなりません。

伝える手段として真っ先に挙げられるのがプレスリリースですが、プレスリリースを一方的に送っているだけでは、ストーリーは伝えられないのが実際のところ。なぜなら、マスコミ関係者は、スタートアップ・ベンチャー企業のプレスリリースはほとんど読まないからです。マスコミに自社のストーリーを報道してもらいたいのであれば、オフライン(対面)でのコミュニケーションは不可欠。結局のところ、ストーリーを伝えるにしてもメディアリレーションズが超重要なのです。

メディアリレーションズは気合と根性だけでは無理

そのオフラインでの接点を持つために、広報担当者はメディアプロモート(マスコミ関係者へのコンタクト)をしていくわけですが、そのメディアプロモートのレベルの低さと酷さに、時々私は唖然とします。どのくらい酷いかというと「ワールドビジネスサテライトに出たい」と広報担当者自身が言っているにも関わらず「じゃあ毎日その番組を視聴してますよね?」と確認すると「実はあまり見たことないんですよ…自宅にテレビがないもので(テへ)」と平気で発言するレベル。これではワールドビジネスサテライトのディクレターに相手にされないのも当たり前です。

これは極端な例ですが、プロモートする相手の媒体をしっかり研究せず、一方的に電話やメールでコンタクトする広報担当者やPR会社のなんと多いこと!
そのような行為は、マスコミの方の迷惑になるので絶対にやめましょう。

私はかつて雑誌の編集者としてマスコミ側にいた人間なので、マスコミ関係者の気持ちがよくわかります。彼らのところには毎日、企業の広報担当者やPR会社のプロモーターから的外れな迷惑電話がいっぱいかかってきますから、広報担当者やPR会社にウンザリしているマスコミ関係者が多いのも事実。「どうしても会ってください!」なんていう気合と根性では、メディアリレーションズはできません。

メディアプロモートをするにあたっては、どんな媒体なのか、編集部はどんな組織なのか、キーマンは誰なのかを情報収集した上で、過去に報道された記事や放送された内容を分析し、的確なコンタクト相手と関心事を把握する必要があります。

正しいメディアリレーションズ、つまり良好な関係構築は、マスメディアと企業の双方にとってメリットがありますし、情報が届けられる社会においても良い働きをします。以前マスコミで働いていた者として、現在は広報PRを支援する立場の人間として、メディアリレーションズに関する課題を解決したいと考え、この講座を開催することにしました。
 
これまでベンチャー広報が培ってきたメディアリレーションズの手法やノウハウをベースに、媒体研究の仕方や攻略方法を成功事例とともに「超」実践的に学んで頂く講座です。

ズバリ!
スタートアップ・ベンチャー企業なら絶対に外せない3媒体、「日本経済新聞」「テレビ東京・ワールドビジネスサテライト(WBS)」「Yahoo!ニュース」にしぼり、各媒体の攻略法を具体的に学んで頂きます。

講座内容は以下の通り。
 

「超実践型・広報PRゼミ」ワンデー集中講座 2019.7.30

14:30 受付開始
15:00 講座開始:講師紹介、講座ガイダンス、参加者自己紹介:30分
15:30 「日本経済新聞」の媒体研究&攻略法&成功事例::50分
16:20 休憩
16:30「ワールドビジネスサテライト」の媒体研究&攻略法&成功事例:50分
17:30 「Yahoo!ニュース」の媒体研究&攻略法&成功事例:50分
18:30 交流会:60分
19:30 交流会終了

※スケジュールは予定です。予告なく変更されることがあります。

この講座ではかなりデリケートな情報を扱うため、少人数制でオフラインのみ、完全クローズドで行います。(※この講座で聞いた内容は絶対に他人に話さないでください。この講座の資料は絶対に他人にシェアしないでください。)

ベンチャー広報が過去10年間で蓄積した知見と成功事例を元に、どのようにメディアプロモートすれば取材になりやすいのかを解説し、クローズドだからできるメディアの最新情報も共有します。

この「超実践型・広報PRゼミ」は、講座の期間中だけでなく終了後も一緒にディスカッションしたり、メディア研究したり、マスコミ担当者の方を紹介し合ったり…お互いに持っている経験や知識をシェアし、教え合い、学び合う、質の高いコミュニティにしたいと考えています。
 

講師プロフィール


株式会社ベンチャー広報
代表取締役 野澤直人

大学卒業後、経営情報サービス会社に入社。 マスコミ業界に転じ、ビジネス誌の編集責任者としてベンチャー経営者500人以上を取材。その後、当時無名だった海外留学関連のベンチャー企業に参画し、広報部門をゼロから立ち上げ毎年100~140件のマスコミ露出を実現。5年で売上10倍という同社の急成長に貢献する。

2010年に日本では珍しいベンチャー企業・スタートアップ専門のPR会社として株式会社ベンチャー広報を創業。以来10年間でクライアント企業は400社を超える。講演・講師実績も多数。著書に『【小さな会社】逆襲の広報PR術』(すばる舎)。 2014年より名証セントレックス上場のIT企業・株式会社ガイアックスの執行役を兼務。
 

講座日程および要項

【講座日程】
日程:2019年7月30日
時間:15:00~18:30(交流会は18:30から1時間程度)
場所:Nagatacho GRiD[永田町グリッド]

【受講対象者】
・スタートアップ・ベンチャー企業の広報担当者・経営者
・IPOに向けて広報体制づくりが必要な企業の広報担当者・経営者
・起業家あるいは起業準備中の方
・大企業の新規事業開発担当

【ご注意】
・同業者の方(PR会社の関係者、フリーランスのPRマン)の参加はご遠慮ください。

【定員】
10名
※先着順/定員になり次第募集終了。
※申込みが5名未満の場合には開催しない場合があります。

【受講料】
8万円(消費税別)

【お申し込みフロー】
申込時にpeatixにて一括支払い
 
 


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