女性誌の特長を比べてみた~30代編PART2~
女性誌攻略のススメ!vol.22

女性誌の特長を比べてみた~30代編PART2~

【女性誌の特長を比べてみた】シリーズ、第4回目です。今回は、「30代編PART2」として、宝島社「InRed」「SPRiNG」「steady.」の3誌をご紹介したいと思います。

PART1では、集英社「BAILA」、小学館「Oggi」、光文社「CLASSY.」の3誌についてご紹介していますので、そちらと併せて読んでみて、各誌の違いについて参考にしてただければと思います。

宝島社「InRed」

宝島社「InRed」
発行:月刊誌(毎月7日発行)
創刊:2003年2月

媒体のコンセプトは、「ヘルシーに!美しく! 好奇心旺盛な30代女性を応援する雑誌」です。

ファッションや美容だけではなく、人生の節目を迎える30代女性のためになるようなマネーや免疫力や女性ホルモンなどといったヘルスケア、発酵に注目した食の特集も組んでいます。ヘルスケア、マナーなどの企画も多くあります。メイン読者は35歳。既婚女性の方が少し割合が多いようです。

「ヘルシー」という言葉がコンセプトにある通り、表紙を飾る女優さんは菅野美穂さんや中村アンさん、上戸彩さんなどヘルシーイメージある方が多いですね。

ヘルシー美女=アスリートということで、アスリートの方へのインタビュー企画「アスリート女子に学ぶ!ヘルシーな美しさの秘密」という連載があります。

そこでは、アスリートの方の美容や健康、ファッションなど愛用品が紹介されているので、サンプリングなどでアスリートの方に使ってもらい気に入っていただけたら、こういうところで愛用品として紹介してもらえるかもしれませんね。

他にも、InRed世代で働きながら子育てをがんばっている一般の人を紹介する「働くこと、育てること」という連載もあります。(このコーナーについての分析は、女性誌攻略のススメ!vol.8をご覧ください)

来年は創刊20周年を迎えるので、おそらく周年イベントや周年特集が組まれるのではないでしょうか。

宝島社「SPRiNG」

宝島社「SPRiNG」
発行:月刊誌(毎月23日発行)
創刊:1996年2月

「ミレニアル世代のハンサム女子雑誌」と謳っており、男性に媚びないけれど女っぽさがある、そして自分の好きなことに自信を持って頑張る、まさに“今っぽ”な女子たちがターゲットです。

読者層はInRedよりも少し若い、20代後半〜30代前半になります。内容はファッションや美容に限らず、料理、インテリアやカルチャーなど幅広いです。

最新号では「MY BEST STYLE and SOMETHING ELSE in THIS SUMMER」という推せる夏のMYベスト大賞という特集を組み、ファッション、美容、インテリアやキッチングッズまで一押しグッズを紹介していました。編集部員のおすすめ(自分も買ったもの)の紹介もしています。

特長的なのは、2019年から公式Youtubeを開設し、そちらのコンテンツにかなり力を入れています。また、”SPRiNGRAMER”という公式インスタグラマーも15名抱えているという点。

彼女たちのインスタだけでなく、誌面でもSPRiNGRAMERがリレー形式で偏愛ものを紹介しているので、企画だけでなくこういった愛用品での露出を狙うというのも一手かもしれません。

宝島社「steady.」

宝島社「steady.」
発行:月刊誌(毎月7日発行)
創刊:2006年11月

steady.は、は「おしゃれ。働く。恋をする。」をキャッチフレーズにしており、「働く女性=OL」を意識しています。

SPRiNGよりもコンサバ系というか、オフィス仕様が強めな、実用性重視な印象です。なので、誌面に登場する人も、宇垣美里さんや宇賀なつみさん、桝田絵里奈さんなどアナウンサーを起用することが多いです。

読者層はSPRiNGと同じく20代後半〜30代前半が中心です。

steady.といえば「OL大賞」ですね。2017年からスタートした企画ですが、1,000人の現役OLに実際にアンケートをとり、「OLパンプス大賞」「OL腕時計大賞」「「OLバッグ大賞」と3カテゴリーで実用性にそった本当にOLにとって良い商品のランキングを発表しています。

連載でマネー企画もあったり、「steady. CAFE TALK」という座談会企画で最新号では「サブスク活用法」を紹介したりと、美容やファッション以外でも、読者層に実際に役立つ情報は取り上げる傾向があります。

サービスやアプリなどなかなか女性誌では取り上げられにくい商材のPRを担当している方でも、読者層が実際に多く使っている、という傾向があるのであれば、ぜひアプローチしてほしい媒体です。

まとめ

宝島社全体の特長としては「付録」です。とにかく付録が豪華。そして宝島社から発売されている雑誌すべてに付録はついています。

そのおかげもあってか、一般社団法人日本ABC協会から発表される2021年下半期(7~12月)の雑誌販売部数では、TOP10のうち7誌が宝島社の雑誌でした。

最近では男女ファッション誌13誌合同のフェムテック啓発プロジェクト「もっと話そう!Hello Femtech」を始めたことでも話題です。

付録は時代のニーズを映す鏡でもあるので、トレンドをつかむために宝島社の雑誌の付録に注目するのもいいかもしれません。

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