PR会社の『広報とは』 ~ ベンチャー広報スタイル ~

ベンチャー企業・スタートアップに就職するなら、社長の価値観に注目すべき。

PR会社 ベンチャー広報の野澤です。

ベンチャー広報の顧客はベンチャー企業や中小企業なので、経営者と直接やり取りすることがほとんどです。
特にベンチャー系はご自身で起業されたいわゆる「創業社長」ばかりで
話を聞いていると、「創業社長の考えが企業文化にすごく影響しているな」と感じることが多々あります。

そのため、もしそのような企業で働くならば
創業社長個人の価値観を知ることが、企業を知ることにつながるのではないかと思います。

創業社長で会社を選ぶ、という選択肢

 
創業者の考えが企業文化に反映されているというのは、例えば、
社長と社員の関係性がフラットな組織づくりをするか、
管理統制がしっかりしたピラミッド型の組織を作るのか、
といった経営スタイルにも表れます。

「社員を大切にする」という方針ひとつをとっても
住宅手当や家族手当などを充実させて、社員の人生を全面的にサポートしようとするケースもあれば
出勤時間や働き方、副業規定などを柔軟にして、正社員であっても縛らず、選択の幅を広げるというやり方もあります。

裏を返せば、創業者の価値観に共感できる会社なら、自分がなじみやすい可能性が高いということ。
ベンチャー企業への就職や転職を考えているのなら、そういった目線で会社選びをしてみるのもいいかもしれません。

ベンチャー広報に反映される私の価値観

 
では、ベンチャー広報はどうなのか。

私が無意識に重視していて、
今のビジネススタイルに大きく影響している価値観は「反骨」と「自由」です。
(※「反骨」の意味:権威・権力・時代風潮などに逆らう気骨。「―精神」)

「長い物には巻かれろ」という価値観は非常に苦手。
おそらく元々の性格なのですが、
常識に合わせたり、「みんなが正しいと言うから正しい」と考えたりすることができません。

就活もそうでした。
学生時代、周りは大手企業への就職を競ってしていたのですが
私はその手の就職先にまったく興味が湧かず
数年以内にIPOしそうなベンチャー企業やスタートアップばかり面接を受けに行っていました。

今から25年近く前ですから、周りからはかなり白い目で見られましたけど
すでに出来上がった企業より、これから大きくなる企業のほうが好きだったんです。

その価値観は仕事に対しても同じです。
広報PRはせっかくお金をかけずに会社の認知度を上げて成長を促せるんだから、
ベンチャー企業やスタートアップを大きくするために使った方が絶対におもしろい!

そう思って、ベンチャー企業・スタートアップに専門特化したPR会社を約10年前に立ち上げたのですが、
当時、PR業界の諸先輩方からは「そんなのうまくいくはずないからやめた方がいい」というご意見を多く頂きました。

でも、
「他人の意見に従い自分の人生の意思決定をして、もし失敗すれば悔やんでも悔やみきれないし、成功しても喜びは半減。だけど自分で決めたことなら、失敗してもあきらめがつくし、もし成功したら喜びは2倍になる」と思ったので迷いはなかったです。

私のこの価値観は、ベンチャー広報の企業運営にも強く影響していると思います。

自分が指図されたり管理されたりするのが嫌いなので、社員にも基本的に指図しません。
日報や報告義務も最低限しかありません。

ただ、アドバイスや助けを求められた時は、全力で向き合います。
「クライアントの満足度を高める」ために、自分で考えてやりたいようにやってくれればと思っていて、
満足度向上のために私の助けが必要なら介入しますよ、というスタンスです。

ベンチャー広報の社員たちの価値観の傾向

 
ちなみに、ベンチャー広報の社員も私と同じような価値観の人ばかりかというと、実はそんなことはありません。

私の価値観に共感して当社を選んでくれる社員もありがたいですが、PRパーソンとしてのプロ意識やスキルをより重視しています。

「クライアントにしっかり価値提供したい」「経営に貢献できる広報PRを提供したい」
という価値観は社員の中で共通しているのかなと。

私個人の価値観に共感してくれたり、クライアントへ本質的な価値を提供したいという想いを持っていたりする人ならたとえスキルが100%ではなくても、入社してから、勉強やスタッフ同士の補い合いで、PRパーソンとしてのスキルを高めてもらえればいいと思っています。(了)